チュパカブラ?キャトルミューティレーション?内蔵と血を抜かれ生殖器を切り取られた牛の死体が複数発見される(アメリカ)

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チュパカブラ?キャトルミューティレーション?内蔵と血を抜かれ生殖器を切り取られた牛の死体が複数発見される(アメリカ)
チュパカブラ?キャトルミューティレーション?内蔵と血を抜かれ生殖器を切り取られた牛の死体が複数発見される(アメリカ)

image credit:Pixabay

 約40年に渡り、アメリカ・オレゴン州東部で奇妙な事件が起こっているようだ。生殖器や体の一部がきれいに切断された家畜の遺骸がしばしば発見されているのである。

 ここしばらくそれはおさまったいたのだが、どうやらまた始まってしまったらしい。

 今年の8月5日、オレゴン州牧畜業者協会が「シルヴィーズ・バレー牧場で最近、5頭の雄牛が死んでいるのが発見された」と発表したのである。

 牛たちには銃で撃たれたり毒を盛られたり猛獣に襲われた痕跡はなにもなく、しかし内臓をいくつか取り去られており、さらには完全に血を抜かれていて生殖器や舌も切り取られていたという。

 原因が不明なことから、主に南米で目撃される吸血UMA、チュパカブラの仕業?それともエイリアンによるキャトルミューティレーション?と心配している人もいるようだ。
・アメリカ各地で長年に渡り発生している家畜の不可解な死

 この地域では数十年前から、家畜が同じように異様な状態で死んでいるのが発見されている。

 1980年代に人里離れた農場で一頭の乳牛が殺され、数年前にもプリンストンやバーンズ近くで家畜が死んでいるのが発見されたことがあった。

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Image by 1a_photography/iStock

 また、家畜の不可解な死はこの地域だけにとどまらない。

 ニューヨークタイムズの1975年の記事によると、アメリカ西部や中西部の11の州で200頭もの家畜が同様に殺されたとある。

 当時、捜査にあたった警察は、この事件は宇宙旅行の参加者を募っているとされていたオレゴン州の“ある団体”と関係があると信じていた。

 1970年代に急増した家畜の切断遺骸にFBIも注目したが、司法権がないため捜査することができなかったのだとか。

 ハーニー郡保安官事務所は現在、一連の事件がカルト集団の仕業であるという線で捜査しているようだ。

 儀式用の生贄を捧げるために、こうした異様な行為を行ったのだろうというのだ。

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Image by Jody Davis from Pixabay

・エイリアン?UMA?悪魔崇拝者?飛び交う様々な噂

 オレゴンの田舎町では様々な噂が出回っており大騒ぎだ。

 エイリアンによるキャトルミューティレーションだとか、吸血UMA、チュパカブラの仕業であるとか、悪魔崇拝者によるものだとか、更にはビッグフットが出没しているなど、突拍子もない説が飛び交っている。

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Image by Daniel Eskridge/iStock

 ハーニー郡保安官事務所のダン・ジェンキンス氏は

特にエイリアンによるキャトルミューティレーション説を信じる人が多い。電話をしてきたある人は、牛の遺骸の下に窪みがないか探してみろというんだ。

彼曰く、エイリアンの宇宙船が牛をビーム転送装置で拉致して、いろいろ調べた挙句、空高くから落とすのだとか。

牛の遺骸にガイガーカウンターのようなものを当ててみるべきだ、絶対に放射能にまみれている、と連絡してきた人もいる。

なんといっても奇天烈だったのは、彼は北ベトナム軍が隠れ潜んでいると思っていたことだ

と語る。

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Image by ktsimage/iStock

 オレゴン州牧畜業者協会は、結果的に犯人を逮捕・有罪にできた証拠や情報に報酬1000ドル(約10万8000円)を出すという。

 シルヴィーズ・バレー牧場もまた、2万5000ドル(約270万円)の報奨金を出すと公表した。

 キャトルミューティレーションだろうか、それともチュパカブラだろうか・・・?なんにせよまだしばらくこの謎が完全に解明されることはなさそうだ。

References:Ifl science /written by konohazuku / edited by usagi
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