狂戦士ベルセルクを獰猛にした薬物はナス科の植物である可能性が浮上(スロベニア研究) (3/4ページ)
効果的な鎮痛剤としてだけでなく陶酔状態に陥ることができる薬草として、ヒヨスはベルセルクたちの悪名高い戦闘スタイル、つまり純然たる激しい怒りを原動力にすることと大いに関係がある。
ファチュア氏は
怒りの種類は服用量や個人の精神状態に応じて、単なる興奮状態から怒髪天をつくような怒り、闘争心までさまざまだっただろう。
だがおそらく怒りがベルセルクたちの精神状態を支配する一番はっきりした要素であるため、その原因を特定する上でもっとも重要だ。
なぜヒヨスのほうがベニテングタケよりもベルセルクにとって戦いに陶酔できる中毒物質として重宝されたのか、非常に堅実な理由を示している
と説明する。

踊る戦士と猛獣戦士(ベルセルクと思われる)を描いた木版画image credit:Wikimedia commons
・戦いの後に二日酔いのようになったのはヒヨスの後遺症か
ベルセルクは戦いのとき、あまりに逆上しすぎて敵も味方も区別がつかなくなったとよく言われている。とくに人の顔を識別できなくなるのは、ヒヨス系の薬物による中毒症状として知られている。
さらにトランス状態の後、ベルセルクたちはぐったりと疲れ切って二日酔いのような状態になったといわれているのも偶然ではない。
ヒヨスも頭痛や目のかすみなど、まさに二日酔いのときのような後遺症を残す。一方、キノコ類にはたいていそうした不快な後遺症はない。