太陽系の最果てに予測されていなかった圧力が存在することが明らかに(NASA、惑星探査機ボイジャー) (1/4ページ)

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太陽系の最果てに予測されていなかった圧力が存在することが明らかに(NASA、惑星探査機ボイジャー)
太陽系の最果てに予測されていなかった圧力が存在することが明らかに(NASA、惑星探査機ボイジャー)

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 NASAの無人惑星探査機ボイジャーから送られてきたデータから、太陽系の最果てには予想よりも高い圧力が存在することが明らかになったそうだ。

 アメリカ・プリンストン大学の天体物理学者ジェイミー・ランキン氏によると、これはすなわち、これまで想定されたいなかった何らかの圧力源が存在するということであるらしい。
・太陽風が届く範囲「太陽圏」

 太陽からは太陽風というプラズマが放出されており、荷電粒子のいわば泡を作り出している。

 太陽風は太陽を中心に140億キロの範囲に広がると、そこで亜音速まで急激に減速する。ここのことを「ヘリオシース」という。電荷粒子の密度が低下し、磁場は弱くなる領域だ。

 この領域のさらに先には「ヘリオポーズ」と呼ばれる太陽風が届く理論上の限界がある。太陽風がここまで届くと、太陽系の周囲にある星々から吹く恒星風を押しやってそれ以上進めなくなる。

 このように太陽風が届く範囲の空間を「太陽圏」という。
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