社会で役に立つかも? シビアな交渉に挑む映画5選 (3/3ページ)
お互いに一級のプロ同士ですのでやり口に妥協はありません。彼らの交渉術はとても勉強になります。
『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015年)※日本公開は2016年●冷戦のさなか行われたスパイ奪還交渉
アメリカ合衆国とソ連の冷戦がヒートアップしていた1957年、ルドルフ・アベルというソ連のスパイがFBIに逮捕されます。弁護士のジェームズ・ドノヴァンはアベルの弁護を担当するのですが、敵国を弁護するのかと世間からは白い目で見られることに。
死刑判決を受けたアベルでしたが、ドノヴァンは「将来アメリカ人がソ連に捕まったときに、交換する手札になる」と判事を説得。なんとか死刑を回避しました。その後、合衆国の偵察機U-2が撃墜され、操縦士がソ連に捕まるという事件が起こります。CIAのダレス長官はドノヴァンにスパイ交換の交渉役になるよう依頼しますが……というストーリー。
実際にあった事件を基にした作品で、民間の一弁護士が超大国ソ連との交渉に臨む異常事態を描いています。ドノヴァンの交渉がどのように進むかについては、映画を見ていただきたいのですが、「交渉事には信頼関係が大事だ」と教えてくれる佳作です。
『13デイズ』(2000年)世界を破滅から救うための交渉
ケネディ大統領が就任し、アメリカ合衆国は若きリーダーの誕生に沸いていました。しかし、CIAから驚くべき報告が入ります。社会主義革命を成し遂げたキューバにソ連から中距離核ミサイルが運び込まれているというのです。
偵察飛行によって得られた写真にはミサイル基地を建設している様子がはっきり写っていました。キューバは合衆国の喉元に突き付けられた剣です。ケネディ大統領は「国家安全保障会議執行委員会」のメンバーを召集し、フルシチョフ率いるソ連との交渉を始めますが……というストーリーです。
歴史上最も核戦争に近づいたといわれる「キューバ危機」を扱った作品で、合衆国とソ連がいかに息詰まる交渉を行ったのかが描かれます。今では過去のこととして見られますが、当時はまさに人類の存亡が懸かっていたのです。崖っぷちまで追い込まれた交渉の推移を楽しめる作品です。
ビジネスとは交渉事の繰り返しですから、ビジネスをテーマとする映画ならたいてい何らかの交渉・取引が描かれます。うまい交渉を行う人物がいたら、その交渉テクニックに注目し覚えておくといいでしょう。後のビジネスシーンで役立つはずです!
(高橋モータース@dcp)