安倍出身清和会vs田中角栄の亡霊「仁義なき戦い」 (3/3ページ)

週刊実話



 ネックは竹下派の竹下亘会長が重篤な病で入院中なうえ、総裁候補とされる加藤勝信厚労相、茂木敏充外相は安倍首相にベッタリなこと。しかし、前出の古参秘書は昨年の総裁選で、石破元幹事長支持に回った参院竹下派は旧経世会の遺伝子を受け継いでいる青木幹雄元参院会長の支配下にあることを強調する。「二階氏とも良好な関係なのは大きい。かつて田中氏が院政を敷いたように、青木氏は二階氏が担えばいいと考えている」と語る。

 竹下派の自民党幹事長経験者の1人が断言する。
「経世会の精神は“一致団結・箱弁当”の結束力だ。お友だちだけしか付き合わない安倍首相は経世会、二階派が結束したら、ひとたまりもない」

 まるで暴力団抗争だ。
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