真面目に恋愛するほど結婚できない理由 (2/3ページ)

マイナビウーマン

過去の恋愛を反省して、友だちに相談して、真面目に学習して、それなのに恋愛ではぜんっぜん成長できない。むしろノリで付き合ったあの子はさっさと入籍して、彼と幸せになってて今度2人目が産まれるって。

いや、友だちのことは祝いたいよ。ねたんでるわけじゃなくて、心から祝ってるって。ただ、自分はいったい何をやっているんだろう、ってつらくなるだけ。恋愛にまつわる心理学も勉強したよね、こういうコラムも読むし、婚活アカウントはTwitterで読んでる。ちょっとずつだけど貯金もしてるし、結婚しても共働きでいいと思ってるよ。家事もそこそこできるって。

なのに、なんで私は独身なの? 私の何が悪いの?

そう思ったとき、世界はガラガラと音を立てて何かが崩れていく。わかってる、結婚は努力じゃなくて巡り合わせ。結婚は努力じゃなくて運。いま彼氏がいなくても、誰かが悪いわけじゃない。でもそんなの、人生で経験したことない。だってこれまでは自分を省みれば、どうにかなってきたんだから。

■ 報われたい思いは、相手への条件を厳しくする

そして、真面目に努力すればするほど、報われたい思いばかりがムクムクと育ってしまう。「努力を100つぎ込んだんだから、100報われたい」とどこかで願ってしまう。そして報われたいから、結婚したい相手へたくさん求めてしまう。

真面目にやってるんだから、私より少し稼いでる相手がいい。私も真面目に生きてるんだし、175cmくらい背がないと。これでも真面目にがんばったから、同年代か年下と結婚したい。

ひとつひとつは決して贅沢というほどではない。けれど条件がジェンガのように積み重なって「そこそこの夢詰め合わせパック」みたいな男性像ができてしまう。でも自分だってそこそこがんばってるじゃん、だからそこそこを求めて、何が悪いの。

なんで、真面目にやってきたのに、私だけ報われないの。

そう思ったとき、女は独身コンプレックスに絡め取られた魔女になる。

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