真面目に恋愛するほど結婚できない理由 (3/3ページ)

マイナビウーマン

■ 「がんばったけど無理だった」愛しい自分を見つけよう

結婚が人生のすべてじゃない、そんなことはわかってる。今は独身だから差別されるような時代じゃない、わかってる。でもそこで「結婚」の2文字を諦めきれないのは、どこかで「真面目に取り組めば報われる」と信じているから。

それは真面目教という、信仰にすぎない。そしていままで真面目教を信じてきたら、偶然ご縁が降ってきただけのこと。

人生はあらかた運で決まる。パナソニックの創業者である松下幸之助は、成功の90%は運で決まると言ったそうで。仕事だって、友だちだって、もっと言えばいまの私が健康でいることすらも運がよかっただけのこと。

真面目をやめろ、とは言わない。というより、今更言ったところでやめられないだろうから。ただ、結婚や恋愛で思ったような成果が出なくても、そんな自分を「がんばったけど無理だったなー!」と愛してあげて。「何もかも順当に進めていく」という人生を諦めよう、手放そう。それはごく一部のラッキーな人が手にするものだから。

結婚において、真面目すぎるあなたはラッキーじゃないかもしれない。でも、そんなあなただって、世界で一番愛おしい存在。独身コンプレックスなんて、あなたにはもったいない。「がんばったけど独身だわ~。人生どうにもならないこともあるもんだ」と、お茶でもすすっていたほうが、きっと楽になれる。

無理な結婚をしてがんじがらめになるくらいなら、結婚を手放した先にある一杯のお茶は、何倍も尊い。

(文:トイアンナ、イラスト:itabamoe)

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