カラシニコフ社が『AK-12』フルオート射撃による耐久実験の映像を公開

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カラシニコフ社が『AK-12』フルオート射撃による耐久実験の映像を公開

ロシア銃器メーカー「カラシニコフ(Concern Klashnikov)」社が、「武器破壊(Destroyers of Weapons)シリーズ」として5.45×39mmの新小銃『AK-12』を使ったフルオート射撃による耐久実験の映像を公開した。

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AK-12は陸軍の個人装備刷新計画「ラートニク(Ratnik)」の一部として、2011年から当時のイズマッシュ(Izhmash)社で開発が始まり、2018年に制式採用。国防省によってGRAUコード(兵器分類記号)「6P70」が割り振られている。

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30連弾倉を次々と撃ち尽くす中、300発を超えた辺りからマズルブレーキとバレル付近に赤味を帯び、500発を超えるとハンドガード付近で発火。その後も連射は完全機能を果たすも、680発を数えたところで停止に至っている。
カラシニコフがおこなった事後分析によると、バレルアッセンブリとハンドガードがダメージを受けたものの、レシーバーの部品は全てススが溜まったに過ぎなかったという。

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今回の実験に先立ってカラシニコフは先月、「AK-74M」を使った同様の耐久実験をおこなっている。その際のカウンターは587発で停止。AK-12が100発近く上回る結果となった。
これらの結果は、両小銃共に軍の掲げた要件「180発以上のフルオート射撃」を大幅に超過することを示している。

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