ジェネラル・ダイナミクスOTSがM4/M249後継の次世代分隊火器にブルパップ式のプロトタイプ『RM277』を投入 (2/4ページ)
参考:アメリカ陸軍がM249SAWを置き換える「次世代分隊自動小銃(NGSAR)」の情報提供を呼びかけ - ミリブロNews
RM277の自動小銃版(NGSW-R……下)と分隊支援火器版(NGSW-AR……上)は同じレシーバーを用い、銃身長で区別をつけている。分隊支援火器版にはトリガーガード前に折りたたんだバイポッドの足をキャッチするパーツが取り付けられている。アクセサリスロットは12時方向にピカティニー規格のレイル、ハンドガードにM-LOKが採用された。バックアップアイアンサイトは既存のAR-15用のアングルドマウントを利用して取り付けられているようだ。
Photo from GD-OTS
動作機構は「反動利用およびガス圧作動」というハイブリッドなものとなっている。セフティとファイアコントロールが別のレバーとなっており、セミオート時はクローズドボルトから、フルオート時はオープンボルトからの射撃に切り替える機能がある。大口径化にともなう発熱量の増加を考慮したものと思われる。
Screenshot from GD-OTS Youtube video
弾倉はLancer Systems社のL7AWMを使用しているようだ。下半分は半透明のポリマー、上半分の挿入部とリップはステンレススチールが使用されている。なお、NGSW-R、-ARともにベルト給弾ではなく弾倉給弾になる。
Photo from Lancer Systems
TacGas Media社が制作したRM277のプロモーション動画から。ブラスディフレクターはないが薬莢は前方に飛んでおり、左右持ち替えの際も問題が少ないようだ。白い樹脂製の薬莢が目を引く。