道真ん中に巨大な骸骨が!メキシコのお祭り「死者の日」がはじまる (4/5ページ)

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 10月28日にメキシコシティで行われたパレード

 女性の仮装は、メキシコの漫画家ホセ・グアダルーペ・ポサダが描いたカトリーナという名のガイコツの貴婦人をイメージしている。彼女は今や「死者の日」のシンボルになっている。


・死者に笑顔を。ポジティブなメキシコの死生観

 同じ故人を偲ぶ行事でも、日本のお盆とは違った趣があるメキシコの「死者の日」。

 だがそれはただ浮かれるためのイベントではない。メキシコの人々は1年も前から準備を始め、当日は故人との楽しい思い出を振り返り、彼らへの愛にあふれた日を過ごす。

 死はあらゆる人に等しく訪れるし、明日がどうなるかは誰にもわからない。だからこそ今をポジティブに生き、亡くなった大切な人にも笑顔も見せて一緒に楽しむ。

 死はタブーではなく、必ずみんなにやって来る身近なもの。メキシコらしい死生観が垣間見られるこのお祭りは今年も盛り上がりそうだ。
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