白い布が被せられたまま、誰も中身を見たことがない「幽霊時計(ゴースト・クロック)」その理由とは? (3/3ページ)
・白い布も木彫りの彫刻の一部だった!
家具をアートなデザインに仕上げることを得意としていたキャッスルは、この作品に実に巧妙なトリックを仕掛けることに成功した。
一見、保護シートで覆われた古時計のように見える作品は、実はマホガニー材を使って手彫りされた「彫刻」だったのだ。
作品の細部にこだわったキャッスルは、柔らかくしなやかな布の輪郭を木で再現し、白く漂白。また時計のように見える部分は茶色で染色し、高さ2.2メートルの完璧な幻想を完成させた。
過去の12作品は実際に時計だったが、最後のこの作品は内部メカニズムがなく、「心に留まり続ける静寂は、時の不在(永遠)を表している」とプラークには記されている。
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・『ゴースト・クロック』に対するRedditでの反応
このトリックアートとも呼べる彫刻作品について、Redditでは次のような声が寄せられている。
・美しい。
・天才的と呼べる作品だな。
・手彫りって…冗談だろ!?と思ってしまった。
・プラークの説明を読まなきゃ、これが全て彫刻だとは絶対に気付かないね。
・実際にこの彫刻を目にしたことがあるけど、ほとんどの人が素通りしていた。自分もよく見ずに通り過ぎようとしたら、警備員に『プラークを読んでみて』って言われて。真実を知って、すごくクールだと思った。
・自分は、プラークを読んで思わずガン見したよ。
・これ、布しか見えないんだけど。驚くべきスキルだ。
・あまりにもリアル過ぎて、作品から目が離せないよ。
・「時の不在」か…。作品に沿ったテーマが奥深くて、素晴らしいの一言だ。
written by Scarlet / edited by parumo