研究者になりたい! コネなしお金なし……は茨の道? #大学1年生の転び方 (4/5ページ)
研究職を目指す学生への支援がこんなにも手薄なのはなぜなのか(そうじゃない国もいっぱいあるのに)。
生活苦で自殺する若手研究者まで出てきているのに、非常勤講師の給料が低いままなのはなぜなのか。そもそも、なんでこんなに少子化が進んでしまったのか……詳しく調べていくと、理不尽だなと思うことにいっぱいぶつかるはずです。

そうした理不尽には、かなり長い歴史があったりして、当たり前ですがすぐには解決しません……ですが、研究者って、すぐに解決できるような問題を扱う仕事じゃないじゃないですか? クソ面倒くさい課題に何十年も取り組めるメンタルがあってナンボじゃないですか?
しつこさ上等! 研究者になりたいのであれば、個人としてがんばるだけじゃなく、超長期計画で業界それ自体を変えていくことも視野に入れておいたほうほうがいいです。ずいぶんスケールのでかい話ですが、ほんとにそうなので。くすぶっている人たちを救うビジネスもいいのですが、なぜくすぶってしまう人が後を絶たないのか、その原因というか社会構造を考えてみることも大事だと思います。
そして最後にひとつだけ。コネのみで大学の教員になれる人はほとんどいませんので安心してください。まあ、失礼ながら「お前コネだろ!?」みたいな人もたま〜にお見かけしますけど(笑)、本当にコネかなんてわからないですし、全員コネ採用するほど、大学の人事もバカじゃないです。まあ、かと言って、実力だけあればいいかというとそうじゃないのが難しいところなんですけど。めちゃくちゃ優秀でも「時の運」に見放される人もいますので……。
世間一般と同じく、研究の世界もまた理不尽でままならないものですが、ともに戦ってくれる仲間が増えたらうれしいし助かるので、近い将来研究の世界に戻って来ることを当座の目標にしていただければと思います。