ホラー映画「リング」にはモデルがいた?実際に明治時代に行われた超能力実験とは? (1/3ページ)

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ホラー映画「リング」にはモデルがいた?実際に明治時代に行われた超能力実験とは?

誰もが知っている日本ホラー映画の金字塔「リング」。初公開は1999年ですが、その後も派生作品が作られて、2019年になっても新作が発表されるほどのヒット作品になっています。

この映画に登場する貞子が超能力の持ち主だったことが、呪いを拡散させる力になりました。

作中、貞子の母・山村志津子が超能力を披露してマスコミから非難されるという出来事が描かれており、実際に明治時代に行われた超能力実験の騒動が元になっていると言われています。

明治時代に行われた超能力実験

明治42年、心理学者の福来友吉の元に、熊本県在住の御船千鶴子という女性が千里眼(透視)を行うという情報が舞い込みます。千鶴子は催眠術を扱う義兄によって、千里眼の能力を発揮したとのこと。千鶴子は催眠術に感応しやすいタイプだったようです。

御船千鶴子(wikipediaより)

福来友吉は千鶴子の能力を実験するため熊本へやってきます。実際に行われた透視実験では、箱か封筒に入れられた対象を千鶴子が手に持ち、精神統一して中身を当てるというものでした。

高い的中率で中身を当てたことで、福来友吉は千鶴子の能力を信じるようになります。その後、福来友吉は学会で千鶴子の実験を報告、そして東京での公開実験へと繋がっていくのです。

公開実験で超能力ブームが起こるが

東京の公開実験では、「3文字記した紙を鉛管に封入したもの」が用いられました。この実験でも高確率で的中させた千鶴子を、当時のマスコミは囃し立てるようになったのです。

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