貞女は二夫にまみえず!陰謀から御家を守り抜いた戦国時代の女城主・清心尼(三) (4/4ページ)
「ただでさえ当主のご不在に尼御台様が難儀されている中で、人心いまだ定まらぬ遠野を治めよとは、何とご無体な……!」
「遠路の移動にかかる莫大な費用は当方の負担に加え、転封先の遠野は痩せて荒廃しておるとも聞く……斯様(かよう)な仕置、断じて受け入れる訳には参らぬ!」
「左様。斯くなる上は宗家に弓引き奉ってでも、御屋形様にご再考いただこうぞ!」
これまで数々の謀略に対して不満が鬱積していた家臣たちは、今にも盛岡へ攻めかからんばかりにいきり立っていました。
さて、彼らの思いに清心尼はどう応えるのでしょうか。
【続く】
参考文献
巌手県教育会上閉伊郡部会 編『上閉伊郡志』巌手県教育会上閉伊郡部会、大正二1913年 青森県史編纂中世部会『青森県史 資料編 中世1 南部氏関係資料』青森県、平成十六2004年3月31日 八戸市史編纂委員会 編『新編八戸市史 通史編2(近世)』八戸市、2013年3月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan