天才テリー伊藤対談「さとう珠緒」(2)「ぷんぷん!」はどう誕生したの? (1/2ページ)
テリー そもそも珠緒ちゃんは、自分がぶりっ子だという自覚はあるの。
さとう 自分では思わないんですけれど、周りが言うから「じゃあ、そうなのかな」って。
テリー そんな感じで納得できちゃうものなの。
さとう そういう感じでツッコまれると、その場で笑いが起きるので「ウケてるんじゃないかな?」なんて勘違いしちゃいました。
テリー フフフ、「これはおいしい!」と思ったか。
さとう はい、そこからはちょっと過剰演出が入っちゃいました(笑)。
テリー まさに「ぷんぷん!」なんて、その典型だよな、こんなことして怒るヤツなんていないよ(と、頭に手を当ててポーズ)。もしかして、こういうポーズも家で練習しているの?
さとう 当時はやっぱり、楽屋の鏡前でちゃんと練習してから本番、みたいな感じでした。
テリー 他にもそういうネタはあったの。
さとう ありました、「ぷんぷん!プリンセス」とか「ぷんぷん!ビーム」。
テリー 全部アレンジじゃないか(笑)。しかし、藤田ニコルの「ニコルンビーム」より早かったのは偉かった。今からでも「パクりやがって!」って怒ったほうがいいよ。
さとう やだ~、そんなことしませんよ。
テリー しかし、「ぷんぷん!」と「プリンセス」を合体させるっていうのも、ある意味、発明だよね。そういうのって、どうやって考えるの。
さとう 1人で焼酎かなんか飲みながら、鏡の前で、「どうしようかなァ」みたいな感じで。