銃弾で撃たれても砕けない、ゴムのようなコンクリートが開発される(ロシア研究) (1/2ページ)
Far Eastern Federal University
自然災害が頻発し、テロが横行する世の中では、建物に使われるコンクリートは強くなければならない。
しかし強さとは、必ずしも力任せに抵抗する硬さを意味しているわけではなく、しなやかな柔軟さであることだってある。
ロシア、極東連邦大学軍事研究センターの研究グループが、そんなゴムのような柔軟性を持つコンクリートを開発したそうだ。
それは従来のコンクリートよりも6~9倍もヒビ割れに強いのだという。
・衝撃を反発するゴムみたいなコンクリート
新型コンクリートは「ゴム・エフェクト」というダイナミックな粘性を備えており、ゴムのようにぐんにゃりと縮み、バネのように反発することで、衝撃が加わってもひび割れることがない。
その秘訣はコンクリートの4割まで混ぜられるもみ殻の灰や粉砕した珪砂といった廃棄物だ。
廃棄物を混ぜることで獲得された優れた耐衝撃性能のおかげで、テロリストなどに銃弾を撃ち込まれたとしても簡単に砕け散ったりはしない。それだけなく、地震や津波のような災害に対しても有効である。
また自己密閉する性質があるので、自らの反発力で高い接着性を発揮してくれる。このことは、地下建築といった複雑な構造物にも使うことができるということだ。
これだけの性能を発揮しながらも、4割まで廃棄物を混ぜるために、使うセメントが少なくて済む。そのため、ロシアの標準規格であるGOST規格のものに比べてコスト面でも有利であるという。

Far Eastern Federal University
・ヒビ割れに強く低コスト。テロや災害対策に有用
「コンクリートは最初のヒビ割れが入るまでできるだけ長く持ち堪えられることが重要です。