好き好きアピールすればいいってもんじゃない。「好き」の下手な伝え方と、上手な伝え方 (4/5ページ)
同様に、結婚をする前は「子供とかあんまり・・・・・・」みたいだったのに、デキ婚とかをして子供を産んだ後、「本当に産んでよかった。毎日死ぬほど幸せで、『この子さえいてくれれば何もいらない』って思える」みたいな気持ちになる人もいます。
ペットや赤ちゃんに対してこういう感情を抱くことが多いのは、そのルックスのかわいさもあるかもしれないけど、それ以上に「自分を頼りにしてくれる」「無条件で自分に甘えてくれる」という要素のおかげかもしれないと思うわけです。
恋愛も同じで、恋人に甘えてあげるというのは最強の「好き」の伝え方です。男子でも、女子でも。
ただ、「甘える」というのは「わがままする」というのとは違います。モノをねだったり、アウトレットに行きたいからって車を出させたりするようなのとも違います。
一緒にいるときにくっつきたがったり、頭を撫でてもらいたがったり、ハグやキスをしてもらおうとしたり、寝る前に5分だけ電話をしてもらいたがることです。
「甘える」は、猫ちゃんやわんちゃんがひっくり返ってお腹をワシャワシャしてもらおうとするのと似ていて、ようするに、「かわいがってもらおう」とすることを通じて「大好き!」を伝えようとすることです。
だから、甘えられる側には大きな負担や面倒臭さがあってはいけない。お手軽で、チープで、ただ「好き」という気持ちだけがあれば叶えてあげられるほど単純なことであればあるほど、「甘える」には大きな「好き!」が宿ります。
■助ける「自分が仕事のこととかで悩んでいるときに一緒に悩んでくれたり、励ましてくれたりするのが一番、愛情を感じますよね。自分が逆の立場だったら、本当に相手のことが好きじゃないとできないことだからかな」(金融/23歳)
恋人が元気で調子のいいときに一緒にいることは簡単なことです。だって、彼がテンションが高い状態なら、楽しいデートをしてくれて、面白い話をしてくれて、「隣にいること」のストレスがないから。
だけど、彼が元気のないときに一緒にいることは、よほど彼のことが好きじゃないと、正直しんどい。