皇居ランナー必見!知って走ればもっと楽しい江戸城の門を紹介2「旧西の丸大手門(現・皇居正門)」 (2/2ページ)

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そのため、一般の方がこの門を間近に見たり通ったりできるのは、天皇誕生日や新年などといった一般参賀の日のみ。しかしながら、そのレアさもあってか、皇居内の数ある門の中でも特に人気が高く、歴史的にも大変価値のある門ですので、今回はあえてご紹介させていただきます。

もとは二重構造だった

現在は櫓門しか残っていない旧西の丸大手門ですが、明治2年に撮影された写真には、櫓門の手前に高麗門が建っているのがはっきりと写っています。

残っている櫓門は桁行18間×梁間4間のかなり立派な門構え。手前には皇居一番の人気スポットかつパワースポットともいわれる正門石橋がかかっています。

さて、この橋については誤解が多く見られます。この美しい石造りの二重アーチの石橋が「二重橋」だと思っていらっしゃる方も多いようですが、実はそれは間違いです。

鉄橋(二重橋)

その奥にある鉄橋こそが、本当の「二重橋」なのです。

江戸時代は木製の橋で橋桁が上下二段に架けられていたため二重橋と呼ばれていたのが、いつのまにか「石橋と鉄橋が2重にかかっているから二重橋」だという説が浸透してきたようです。

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