犯人は鳩。慰霊碑から花を盗んでゴージャスな巣を作っていた件(オーストラリア) (1/5ページ)
image credit:Australian War Memorial/Facebook
毎年11月11日は、戦争で亡くなった無名の兵士たちを追悼する「第一次世界大戦記念日(リメンブランス・デー)」で、イギリスを始めオーストラリアやカナダなどの英連邦王国では、行事の数週間前からシンボルとなる鮮やかな赤いポピー(ケシの花)が慰霊碑に飾られる。
ところが、オーストラリアのキャンベラにある戦争記念館で、慰霊碑を飾っていたポピーが少しずつ減るという奇妙な現象が起こった。
記念館のスタッフが困惑していたところ、ついに花を盗んでいた“犯人”が判明。それは、なんと1羽の鳩で、鳩はポピーの花を集めて巣作りに精を出していたのだ。
・ポピーの花が慰霊碑から消えていく事態が発生
オーストラリアのキャンベラにある戦争記念館には、11月11日の記念日に備えて多くの追悼客が訪れ、無名の兵士を悼む慰霊碑には戦没者の象徴とされる赤いポピーがたくさん飾られてあった。
しかし、10月初旬ぐらいからそのポピーの数が徐々に減っていることにスタッフが気付いた。
来訪者が花を供えて数が増えるならまだしも、減るとなると穏やかではない。というのも、この伝統行事に欠かせないポピーの飾りつけは、戦争で戦い尊い命を落とした兵士たちへの哀悼の印も同然だからだ。
しかし、この事態にスタッフが困惑していた矢先、館内のメンテナンス業者が花泥棒の犯人を見つけた。