阪神・藤浪、紅白戦後ブルペンでの異様な光景とは それでも示した“確かな素質”、道半ばの制球改善の行方は (2/2ページ)

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それは阪神コーチのこれまでの指導を否定したのではなく、「伝え方を変えた」ものだったという。しかし、

 「藤浪の投げるボールの回転数が増えました。山本氏の助言でボールの威力が増したわけですが、今度はそれを制御できなくなった感もあります」(前出・関係者)

 と“新たな悲劇”にもつながった。

 投球フォームの一部分を修正しただけ、それも、短期間でボールの威力が増したのだから、藤浪は本当に凄い素質を持った投手なのだろう。

 「二軍生活が長くなると、マイナス思考になります。そのまま引退してしまった選手もたくさんいます」(前出・在阪記者)

 紅白戦では両軍合わせて5つのエラーがカウントされた。今季12球団ワーストの102個の失策を記録し、守備力強化はチーム全体の課題であり、長く練習時間も割いてきた。こちらも、成果ナシだ。かつて、星野仙一監督は2年目の指揮に入る前に選手を大量解雇し、チームを作り替えている。こうした思い切った改造案も、実は進言されているという。後は、矢野監督の決断次第だ。オフになっても、眠れない日々が続きそうだ。(スポーツライター・飯山満)

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