コンセプトが謎すぎる... タミヤの過去製品「むかつくアイツを謝罪させる工作模型」が話題に (2/3ページ)

Jタウンネット

Yukiさんのツイートより(画像は編集部で加工)
Yukiさんのツイートより(画像は編集部で加工)

つまり、「えらい人」の机を叩いて怒ると、「申し訳ない」と謝ってくれる、というわけだ。商品説明には「いばったアイツにコラッ、といっぱつ。気分スッキリのエレクトロニクス工作組立てセットです」と書かれている。

結局、これはなんなのか。

Jタウンネット編集部は20日、タミヤを取材した。

対象は子どもだけじゃない?

取材に答えてくれたのは、タミヤの営業担当者・広報担当者の2人。営業担当者によると、「『申し訳ない』工作基本セット」はものづくり(模型工作)の楽しさを伝える「工作シリーズ」のラインアップの1つで、1986年~1995年に販売されていた。組み立てて遊ぶことで、センサーやギヤの動きを理解することができるという。

「この製品はユーモアの要素を加えることで付加価値を高めています」

とのこと。昔の商品のため、「なぜ人形に謝らせたのか」といった商品企画の背景などはわからないようだが、広報担当者が当時の販促チラシの内容を教えてくれた。ちょっと長いが、引用したい。

「たとえばの話しが、いばりかえった上役とか、宿題たっぷりの学校の先生。もちろん公約をちっとも守らない政治家もそうなら、お役所仕事の役所の係もそう。さらにせっかく応援しても負けてばかりのプロ野球チームの監督。まだまだあって、とかく世の中、腹の立つ奴は多いもの。そんな時には遠慮は無用、何も言わなきゃ体に悪い。机をたたいてコラッ、といっぱつ。天にかわってしかってやろう。イスにすわってふんぞり返ったアイツが、ペコリと頭を下げて平謝り。気分はスッキリ日本晴れ。タミヤの『申し訳ない』工作基本セット。明るい明日を約束しての新発売です」

なんとも調子がいい。特に中盤なんかは声に出して読みたい日本語だ。

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