宇宙飛行士に銃が必要な理由(ロシア) (2/4ページ)
その間、宇宙飛行士らは野生動物やあらゆる犯罪要素から身を守らなければならず、銃の携帯は必要不可欠だった。

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・マカロフではクマと戦えない。銃の変更が検討される
しかし、1965年の出来事により、携行する銃の変更が余儀なくされた。
この年、アレクセイ・レオーノフとパーヴェル・ベリャーエフは、地球帰還時にロシアのタイガ(針葉樹密林)に緊急着陸した。
原生林の奥地という場所の特殊性から、救助隊は2人のいる場所にすぐには到着できず、2人の宇宙飛行士はタイガの密林の中で3日間を過ごさなければならなかった。
この時、2人が所持していたのはマカロフ拳銃とサバイバルナイフのみ。冬眠から目覚めた空腹の熊が近付いてきた時に、9㎜のマカロフでは太刀打ちできず、威嚇射撃にしかならなかった。
幸いにも無事に救助された2人だったが、この出来事からレオーノフは「緊急着陸時に生き延びられるのが可能な、特別な武器を作る必要がある」と主張し、その開発が行われることになった。