中川大志『G線上のあなたと私』40代ファンを急増させたツンデレ忠犬ハチ公 (2/2ページ)

日刊大衆

さすが『あなたのことはそれほど』(TBS系)のスタッフ。波瑠を面倒くさい女に仕立て上げるのが、抜群に上手だ。彼女が演じる主人公の也映子は、良く言えば正直だが、感情表現のコントロールがきかない、かなり痛いタイプとも言える。「やめないでよぉ~、3人でバイオリン続けようよぉ~」の大号泣は、リアルに20代後半の女性が居酒屋でやった日にゃ、次の日から連絡先をブロックされてもおかしくない状況だ。

 しかもあの号泣から、やたらと也映子が理人の前で愚痴を言い、泣くシーンが増えた。居酒屋、カラオケなど場所を変えつつ、2人がうだうだ泣いて笑っている場面が長くなっていき、周りを考えず泣いたり叫んだりする也映子にイライラしてきたのも事実だ。

 最終回に向けて也映子と理人の関係が動きそうだが、正直、2人が両想いになる展開など求めていない。もっと言えば、恋愛要素なんてどんどん薄くなってくれればいい、とさえ思っている。理人が酔っ払って也映子に対し、壁ドンならぬガレージドンをした回だって、萌えるどころか「欲しいのはそんな展開じゃねえんだよー」と叫んでしまった。そんな人は少なからずいると思う! 

 ここ数回は、ひたすら幸恵さん(松下由樹/51)不足だ。彼女が也映子と理人の真ん中に立ってこそ、その素晴らしい距離感を見て楽しめるのである。イチャイチャよりも、3人コンサートに向けて、世代の違う3人が「友達」として愚痴と迷いを吐露しつつ、ガーコガーコとバイオリンに奮闘するシーンを待つ!(田中稲)

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