天才テリー伊藤対談「中田敦彦」(2)YouTubeはどうやればいいの

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天才テリー伊藤対談「中田敦彦」(2)YouTubeはどうやればいいの

テリー あっちゃんの動画は、他のユーチューバーのものに比べると長い印象があるんだけど。

中田 はい、実はこれもユーチューバーの方々に「動画は10分ぐらいの長さがいい」と言われていたんですが、僕の動画は1本30分ぐらいあるんです。

テリー でも、実際は多くの人が見てくれたわけでしょう。もちろん、内容がおもしろいからだろうけど。

中田 あとYouTubeは10代向けのメディアと言われていたんですが、僕の動画のメイン視聴者層は20~30代の方々なんですよ。そういう意味では、あれこれ「常識」の逆を行ったことで目立った部分はあるかもしれませんね。

テリー こんなにあれこれと聞いているのはね、実は俺も近々、YouTubeチャンネルを始めようと思ってるの(※対談後に「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」を開設)。何にもわかんないから、今日はいろいろ教えてほしいなと思ってさ。

中田 ええっ、テリーさんのそのバイタリティ、すごいですね。僕から教えられることなんてないですけれど、あえて進言するなら‥‥YouTubeを見る人はユーチューバーの「人となり」が見たいんですよ。テレビみたいに万人ウケを考えなくてもいいですから、とにかくやりたいことをやれば、テリーさんのよさが伝わって再生回数につながると思います。

テリー 俺のよさ、か‥‥どこにあるんだろうね。

中田 いっぱいあるじゃないですか! まず、なんでこんなにアグレッシブなんだろうって思いますからね。大学院にも急に通い始めるし、そんなお話を聞くだけでもおもしろいですよ。

テリー 俺にとっては単なる日常だけど、そんなことでいいの?

中田 若い人たちにとっては、テレビのコメンテーターとは違うテリーさんが見られるのが逆に新鮮だと思うんですよね。

テリー じゃあ、空手なんかもアリかな。俺、3年半も道場に通っているんだけど、運動神経ゼロで全然うまくならないの。

中田 あ、それ、いいじゃないですか。

テリー あと無駄遣いが大好きで、仕事が終わったら古着屋でへんてこりんな服を買ったりするんだ。例えば今日履いて来た靴、もともとネイティブアメリカンが作ったモカシンシューズで、靴底がないんだよ、ほら(と足を見せる)。

中田 へぇ、おもしろい。靴ヒモがアキレス腱のほうにあるんだ。こういうのを動画で紹介したら、同世代の男性なんかはたまらないと思いますね。

テリー 俺の同世代って、YouTube見るかな?

中田 今、増えているんですよ。テレビも最初、若い人のメディアから始まって今みたいな形になったと思うので、YouTubeにもこれからきっといろんな世代の人が入ってくると思うんです。だって、テリーさんもチャンネルを開設するくらい興味を持たれているわけですから。

テリー 俺はこれですごく儲けたいとか考えていないから。単純におもしろそうだと思っているだけだし、もしかしたらダメかもわかんないからね。

中田 それで言ったら、僕もまだ実験のレベルなんですよ。今は「TikTok」(短時間の動画を共有するSNS)もやっているんですけれど、何が正解か本当にわからない。だからテリーさんの「おもしろそう」「思いついたことをやる」という姿勢が、いちばん大事だと思いますね。

「天才テリー伊藤対談「中田敦彦」(2)YouTubeはどうやればいいの」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 11/28号ユーチューバー中田敦彦テリー伊藤動画エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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