原巨人「FA交渉全敗」の全内幕(1)スタッフの裏切りに監督が激高 (2/2ページ)
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原巨人「FA交渉全敗」の全内幕
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その裏切り行為とは、はたして─。
「球団をサポートするスタッフの身内に楽天と近い関係者がいて、『巨人には絶対行かないほうがいい』と、知りうる内部情報を美馬に伝えさせたようなんです。それが原監督の耳に入ったため激高したといいます」(球界関係者)
過去、FAで巨人に移籍しても伝統球団のプレッシャーや選手間の競争に負けてしまい、本来の力を発揮できずに球団を去るケースがままあった。近いところでは16年オフに移籍してきた森福允彦(33)が、目立った活躍もなく今シーズン限りで戦力外になっている。古くは清原和博、工藤公康、江藤智ら、最後はポイ捨てされることも多かった。
こうした体質も含め、球団の懸念事項を口添えしたというのだ。
球団内部に足を引っ張る人間がいるのであれば、編成のタクトを振っている原監督が激怒するのも当然であろう。しかし、球団にとって不利益な情報を流す意図がまるでわからない。
「球団外にも広く顔が利くスタッフなのですが、原監督が復帰して以降、重用されず、おもしろく思っていない反原派の一人だというのです」(球界関係者)
ところが、裏切り行為の事実そのものが疑わしいとの情報が入ってきたのだ。