大コケ『ニッポンノワール』低視聴率を招いた3つの誤算 (2/2ページ)
このドラマは菅田将暉(26)主演で人気を博した『3年A組-今から皆さんは、人質です-』の設定を引き継いでいるとのことだ。確かに『3A』の登場人物、甲斐隼人役の片寄涼太(25)、熊沢花恋役の堀田真由(21)らがちらっと顔を出しているが、ストーリーには関わってこない。
そもそも『ニッポンノワール』に彼らが登場する必然性が感じられず、逆にドラマをより分かりにくいものにしてしまっている。『3A』の半年後から話がスタート、という設定で『3A』ファンを引き込んだはいいものの、登場人物の変化や成長はほぼゼロ。あのキャラがこんなふうになったという、続編ものにある感動がなく、『3A』ファンの多くは失望してしまった。
3つめの理由はドラマの構成だ。同じミステリーの『3A』は熱心に見ていたけれど、『ニッポンノワール』は見ていないという話はよく耳にする。というのも、同じミステリーでも『3A』と、この『ニッポンノワール』は作りがまるで違うのだ。
■『あなたの番です』のパターンに持ち込めるか?
『3A』は“熱い学園ドラマ×謎が謎を呼ぶミステリー”という新しいパターンで人気を博した。タテ軸となるメインの謎はありながらも、1話で1つ謎が解けて全貌に迫っていくという分かりやすい作りで視聴者を引っ張り、最高平均視聴率で15.4%を記録した。一方で『ニッポンノワール』は、毎回、新たな謎が出てくるという、真逆の構成となっている。これも、同様のミステリーを期待していた『3A』ファンから、そっぽを向かれてしまった理由だろう。
とはいえ、SNSでは考察タグが生まれ、ドラマの行方を予想するファンも多数存在する。前作『あなたの番です』も最初こそ「分かりにくい」と批判されていたが、ストーリーが進むにつれじょじょに視聴率を高めていったことを思うと、『ニッポンノワール』も、新章に突入したこれからが勝負かもしれない。まずは、分かりやすい2時間ダイジェストでも作ってもらい、新規視聴者の獲得をしてほしいものだ。
※画像は日本テレビ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』番組公式ホームページより