“ビッチ”ってダメなこと? 村上虹郎が語る「自由恋愛論」 (2/3ページ)
それ、確かにわかるなって。別に見た目が華やかなわけじゃないのに、意外と内面に野獣がいたり、闇があったりする女性に男性は惹かれるから。僕だってそうですもん。
とはいえ、これは表向きの話。彼女、“本気で人と関わること”は案外下手くそなんですよね。
――ひろみの“内側の部分”の話ですね。劇中では、彼女の内面の魅力に惹かれる登場人物もいたと思います。村上さんはひろみの内側の魅力を、どんなふうに捉えていましたか?
それは「ちゃんと傷ついてる」ってこと。
別にひろみはモンスターでもなんでもなくて、ビッチな言動全部が防衛本能から来ているものだと感じるんです。相手を「傷つけたい」んじゃなくて、「自分が傷つきたくない」っていう気持ち。だから、本当は幸せになりたいだけなんです。
■「女」である前に「人間」であれ
――確かに、ひろみのビッチな言動には「私を見て」というメッセージが見え隠れするような気がします。ちなみに、女性が自由奔放に恋愛することについてはどう思いますか?
正直、主観的な話をすると、今はまだ“遊び人の男”より“ビッチな女性”のほうが、やっぱり損するものが大きい時代のように感じます。ある意味それは不公平だなって。
――「損する」というのは、見られ方が、という意味ですか?
もちろん女性には恋愛を楽しんでほしいですけど、経験豊富な女性に対して、まだ抵抗を持つ男性がいるのも事実だと思います。
――なるほど、そうですよね。といっても、男性ってひろみのような隠れビッチを見抜けるものなんでしょうか。
いや、それは難しいんじゃないですか(笑)。
というか、そんなことを気にしながら恋をするのってあまり楽しくないじゃないですか。結局、「好きなら好き」っていう感情だけで良いんじゃないかなって思います、僕は。
――わたしは主人公のひろみと同世代なので、彼女が恋愛で承認欲求を満たそうとする気持ちもわかるんです。