“ビッチ”ってダメなこと? 村上虹郎が語る「自由恋愛論」 (3/3ページ)
そんな中、村上さん演じるコジが、恋愛でボロボロになったひろみに突きつける「女じゃなくて、まずはちゃんとした人間になりなさい」というセリフがすごく刺さりました。
ああ! あの、神様みたいな言葉ですね。
――はい。でも、どうしたら「女」じゃなくて「人間」として好きな人と向き合えるんでしょう。村上さんはあのセリフをどう解釈しましたか?
ひろみを例にすると、単純に「相手の立場になって考える」っていうのが出来ていないのが欠点です。彼女の場合は自分の欲望と、それを他人はどう見ているのか、っていう感覚のバランスがすごく歪(いびつ)というか。
――まずはそこのバランスを整えろ、と。
うーん、でも難しいですよね。その塩梅って。
ここまで話してきてアレですけど、そんな女友達がいたら好きにしろ、って僕は思っちゃう。やりたいようにやったって別にいいじゃないですか。僕は人に説教したくないから。「ひどいな」と思っても、「そのまま突き進んでこそ結局大人になれるのかな」みたいな(笑)。
逆に間違いを繰り返し続けたほうが、自分の何がダメなのかに早く気づけるのかもしれない。それで気づけない人はどうかと思うけど、ひろみは気づける人だったから。
ちょっと昔の哲学者の言葉をカッコつけて借りると、自由になる、ならないって考え自体が「自由」に縛られていることらしいんですよ。自由な恋愛を楽しみたい女性たちには、どうかその言葉に縛られて「不自由」にはなってほしくないですね。
映画『“隠れビッチ”やってました。』
自信がない、素直になれない。だから、チヤホヤされたい――。
26歳の独身女・ひろみ(佐久間由衣)の趣味&特技は「異性にモテること」。絶妙なテクニックで相手を翻弄し、告白されたら即フェイドアウト。そんな恋愛を繰り返すひろみに、シェアハウス仲間のコジ(村上虹郎)と彩(大後寿々花)は「最低の“隠れビッチ”ね!」と呆れるが、彼女の耳には届かない。
そんなある日、気になる異性・安藤(小関裕太)が現れるも数年ぶりの負け試合。本気の失恋にショックを受けたひろみは、やけ酒で酔いつぶれているところを同じ職場の三沢(森山未來)に目撃されてしまい……!?
たくさんの男に「好き」って言われて自信がチャージされればオッケー!? 3年間で振った男の数600人! もてあそビッチな彼女が本当の幸せに気づいたとき、出した答えとは?
https://www.youtube.com/watch?v=si0h6ch8fxk
(取材・文:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部、撮影:須田卓馬)