“ビッチ”ってダメなこと? 村上虹郎が語る「自由恋愛論」 (1/3ページ)
満たされるから、誰かに「好き」って言われたい。本気で想っている相手に拒絶されたら傷つく。だから、自分からは「好き」って思いたくないし、言いたくない。
27歳のわたしがこの映画を観て死ぬほど共感したのは、きっとそんなダメすぎる恋愛観が自分の根底にもあったから。でもこの感覚、同世代の女の子ならみんな確実に隠し持っているはずだ。わたしが保証する。
12月6日(金)公開の映画『“隠れビッチ”やってました。』は、世の男を“もてあそビッチ”している主人公・ひろみ(佐久間由衣)が、そんな価値観と戦って、時には負けて、奮闘しまくるストーリー。最狂ヒロインが本当の恋を見つけていく姿は、ちょっと乱暴でかわいくて、私たち女の子の恋愛がより自由で素晴らしいものになりそうな希望にドキドキした。
今回話を聞いたのは、そんなひろみにとにかく刺さるアドバイスを送り続けるバイの男友達・コジを演じた村上虹郎さん。彼と映画を通して探る「自由な恋愛」の在り方とは?
■「傷つけたい」じゃなくて「傷つきたくない」ビッチの本音
――今作は「ビッチ」を最高にポップかつキュートなものとして扱った、ある意味すごくセンセーショナルな映画でしたよね。初めてストーリーを読んだとき、村上さん自身はどんな感想を持たれましたか?
男としては「たまったもんじゃないな!」って感じです。もう、ほぼホラー映画ですよ(笑)。
――“隠れビッチ”のひろみみたいに、あんなふうに翻弄されたら確かにたまったもんじゃないですよね(笑)。彼女があそこまでモテるのはなぜだと思いますか?
表面的な部分で言うと、ひろみは相手によって顔を変えられる技量を持っているからですかね。そこがズルいですよね。
ある程度の絶妙な距離感にいる相手に対しては、「これを言ったら響くな」っていうポイントを知り尽くしているんです。彼女に騙されていく場面を見て、単純に「男ってバカだな」と思っちゃいました(笑)。
劇中では彼女の友人役である僕が、「もっと派手な格好したら?」とアドバイスするシーンがあるんです。でも、ひろみは「いや違うね、(モテるには)そうじゃないんだよ」って返す。