就活を期に友人と絶縁状態に……変わりつづける人間関係への向き合い方 #大学1年生の転び方 (2/5ページ)

学生の窓口

環境が変われば付き合う友達も変わる、というのはどうしても仕方のないことなんですが、ただ、相談文の「完全に絶縁状態になってしまった」という言葉には、少々驚いてしまいました。

就活は人間関係にも影響を与える一大イベント

大学生にとって、就職活動は一大イベントですよね。だからこそ、大きな環境の変化があるのだと思います。

わたしの話をして恐縮ですが、わたしが通っていたのは私大の薬学部だったため、大学院に進学する人はほんの一握りで、学生のほとんどが就職を選びます。
就職先は病院や薬局が多く、中にはドラッグストアや製薬メーカーの営業職を就職先に選ぶ人もいましたが、卸業や公務員、研究職を選ぶ人たちはかなり珍しい存在でした。
就活シーズンが近づいてくると、研究室やサークルの繋がりで付き合っていた友達以外に、就職活動の情報交換も兼ねて、志望する就職先が同じ人との交流が盛んになっていた記憶があります。特に、先にも挙げたような卸業や公務員など、就職する人数が少ない職種だと、それがより顕著でした。

就活時期が終わればまたサークルやゼミのつながりで仲がよかった人たちとの交流も復活してしましたが、よくも悪くも、就活時期は人間関係にも大きな影響を与える期間だったなぁと思います。

人間関係には「縁の寿命」がある

人間関係には「縁の寿命」というのが存在します。
それは、細くなったり、太くなったり、短くなったり、長くなったり、気づいたときにはプツッと切れていたり、まだ繋がってはいるけれど「こうなってしまったのなら…もう付き合いをやめたほうがいいかもしれないな……」と気づいたり。

置かれている環境や自分を取り巻く人間関係によって、自分の価値観には変化がありますので、これはどうしたって仕方のないことなんですよね。

たとえば、結婚して子供を産んで家庭に入った人と、独身で外でバリバリ働いている人とでは、環境がかなり違いますから、使えるお金の額、自分に使える時間の多さ、自由に過ごせる時間帯も異なり、それ以上におそらく頭のキャパシティーを占めるものにも変化があるでしょう。

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