就活を期に友人と絶縁状態に……変わりつづける人間関係への向き合い方 #大学1年生の転び方 (3/5ページ)

学生の窓口

それによって、今まで通りの付き合いがしにくくなったり、共通の話題が少なくなってかつての頃のような楽しみ方ができにくくなったり、といったことはあると思います。
しかし、だからといって仲が悪くなる、ということはないのではないでしょうか。

たとえ疎遠になったとしても、また環境が変わったり、現状が落ち着いたりすれば、元のような関係、もしくはより仲が深まることはよくあることです。
もちろん、これは縁があれば、なんですけどね。

どちらかが、自分のいる環境こそが常識だと思い込み、相手に対する思いやりとリスペクトがなくなって、卑屈や見下しをしてしまい、信用や信頼を失う行動や自分勝手に相手を深く傷つける発言をして初めて、“絶縁”というものを招いてしまうのではないでしょうか。
“絶縁”とは、縁を断ち切るという意味なので、長い時間をかけて仕方なしにそうなってしまったり、自分を守るために自らの意志で決断することだと思います。

だから、わたしはあなたの相談文の中にある「完全に絶縁状態になってしまった」という言葉に驚いてしまったのですが、「疎遠になってしまった」とも書かれていますよね。
その相手と、どういった経緯で「完全に絶縁状態になってしまった」のかは、就職活動がきっかけだとしか相談文には書かれていないので、一概に言い切ることはできませんが、もしかしたら大きな出来事があったのかもしれません。

たとえば、どちらかが相手の選んだ就職先をひどい言葉で馬鹿にしてしまったとか、どちらかが違う職種なら話が合わないからと仲間はずれにしてしまったとか…あくまでもわたしの憶測ですけどね。
そういったことがあったのなら、それこそ縁の寿命がきたとも考えられるので、ある程度は割り切った考え方をしてもいいのだと思います。

まずは一歩、踏み出してみよう

しかし、ただ環境に変化があったせいで「疎遠になってしまった」というのであれば、「もう友達じゃない」と関係性を完結させなくて大丈夫ですよ。

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