突然「どうでもよくなる心理」の正体 (2/5ページ)
ただ、私たちは人間です。サバンナを駆けるシマウマではありません。さまざまなしがらみによって、逃げたくても逃げられないという悲しい生物なのです。
■どうでもいいってダメなこと?
そもそも「どうでもいい」という状態になるのは良いことなのでしょうか。悪いことなのでしょうか。
◇どうでもいいは当たり前の感情
ズバリ、悪いことではありません。
むしろ当たり前の反応です。キャパオーバーするような状態になれば、誰だってそうなります。しんどいものはしんどいのです。
◇ただし「投げ出す癖」は好ましくない
ただ「投げ出す癖」をつけるのは良くないことだと思います。
繰り返しますが、ここはサバンナではないからです。
つまりは、ある程度、まわりに与えられた作業を──それなりにしんどくても──こなさなくては生きられないのが人間社会なのです。
もちろん“ある程度”というのがポイントです。休みなしのブラック企業で深夜まで働かされるといった不当な状況は除きます。
上の疑問をまとめると「どうでもいいという状態は悪いことではない。けれど実際に作業を投げ出すと生きられなくなる」ということになります。なんとも辛い現実です。
■無気力状態から抜け出す7つのコツ
前述の通り、投げ出したくても投げ出せない、やらなければいけない瞬間は人間誰しもあります。
私たちは「どうでもいい」という無気力状態を脱するために何をしたらいいのか。モチベーションを再び持つためのコツを紹介します。
◇(1)やるべきことをリストアップする
何もかもどうでもいい状態は「やるべきことが重なった」ときに発生しがちです。
どう手をつけていいかわからないから軽いパニックになるのです。
そこで紙に内容を箇条書きしてみましょう。