史上初のキメラ、サルの細胞を宿した2匹のブタが誕生。その1週間後に死亡 (2/3ページ)

State Key Laboratory of Stem Cell and Reproductive Biology in Beijing
サルの細胞は、ブタの心臓、肝臓、脾臓、肺、皮膚で確認された。ただし、その割合は1対1000や1対10000と低いものだ。
・1週間以内に全員が死亡
また、2匹のキメラを含め、このとき生まれた子ブタは全員が1週間以内に死んでしまったという。
ハイ氏によると、死亡した原因は不明であるそうだが、キメラではない子ブタまで死んでしまったことから、キメラが死因なのではなく、体外受精に起因すると考えられるとのこと。ブタの体外受精は、人間や他の動物ほど上手くいかないのだそうだ。

State Key Laboratory of Stem Cell and Reproductive Biology in Beijing
研究グループは現在、これまでよりもっと多くのサル細胞を持ちながら、それでいて健康なキメラの作成に取り掛かっている。これに成功すれば、臓器単体が丸ごとサルの細胞でできているブタの作成に取り掛かるそうだ。
・様々なキメラ実験
なお、こうしたことはマウスでなら成功事例がある。2010年、現スタンフォード大学の中内啓光氏によって誕生したマウスの脾臓は、ラットの細胞で構成されていた。