もう逢えない?女性の花形職業だった「エレベーターガール」はなぜ見かけなくなったのか? (2/3ページ)
本館が再建されたのは1929(昭和4)年でしたが、その際新しく導入されたエレベーターが「水平停止開閉式」という当時の最新型だったのです。
以前のものより格段に操作がしやすくなったエレベーターに、当時は「昇降機ガール」と呼ばれたエレベーターガールが初めて採用されたのは、この頃でした。
(画像出典:百貨店の「顔」だった? 老舗百貨店に聞く「エレベーターガール」のお仕事事情)
操作がしやすくなったといっても、この時代のエレベーターは現在のようなボタンひとつで動く全自動式ではありません。
エレベーターガールたちはハンドルや足元のボタンを使って上昇・下降・停止の操作と満員のお知らせを行い、
「次は〇階でございます。6階には◯◯がございます」
などのフロア案内、さらに各フロアに到着するたびにエレベーターの外へ出て「呼び込み」まで行っていたというのですから、見た目以上に大変な仕事だったことでしょう。
現在もエレベーターガールがいるのはどこ?そんなエレベーターガールですが、「発祥の地」である松坂屋上野店では2006(平成18)年4月に常駐ではなくなり、2007(平成19)年には完全に廃止されました。そのもっとも大きな理由は、エレベーターが現在のように誰でも簡単に操作ができる全自動式になったことでした。