原巨人“大型補強”ナシの「誤算」と来季へ向け膨らみ続ける「不安」材料

アサ芸プラス

原巨人“大型補強”ナシの「誤算」と来季へ向け膨らみ続ける「不安」材料

 球界の盟主を自認する巨人に“異変”が起きている。これまでのオフシーズンではカネに任せて次々に補強をしてきた感があるが、今年はやけに大人しい。育成重視に大きく転換したとも言われるが、果たして本当なのか。

「今オフの巨人は、補強策がすべて後手に回っている感があります。ドラフトでは1位指名した星稜・奥川恭伸投手だけでなく、東芝・宮川哲投手まで逃してしまった。FA補強でも、目玉とされた楽天・美馬学はロッテに、ロッテ・鈴木大地は楽天に奪われ惨敗。巨人が本格的に獲得に動いて他球団に取られた例は、メジャー球団以外になかったのでは。そこにきて、今季15勝の山口俊がポスティングシステムで大リーグ挑戦。さらに、長年、チームを牽引してきた阿部慎之助が引退、外国人選手のゲレーロ、ビヤヌエバも退団。現時点での戦力ダウンは、間違いありません」(スポーツ紙記者)

 これではいかんとばかり、11月20日にナショナルズからジェラルド・パーラ外野手、12月に入ってホワイトソックスのチアゴ・ビエイラ投手と契約したが、それぞれ2割3分そこそこの打率と防御率9点台の2人が日本でどのくらい活躍できるかは、まったくの未知数だ。

「ドラフトでは、1位に最速151キロの本格右腕である堀田賢慎投手を獲得。ほかにも3位に菊田拡和内野手、6位に高校通算36本塁打の伊藤海斗外野手も加入したが、高卒ルーキーで即戦力としては期待できません」(前出・スポーツ紙記者)

 さらに追い打ちをかけるのが、エース菅野智之投手の今後。今季後半の腰の状態も心配だが、山口投手の異例の挑戦に刺激を受け、来季にメジャーに移籍する可能性さえ囁かれているという。

 原監督の手腕も見ものだが、久々に大型補強ナシとなりそうな巨人に、ファンの多くが不安を抱いているに違いない。(津田昌平)

「原巨人“大型補強”ナシの「誤算」と来季へ向け膨らみ続ける「不安」材料」のページです。デイリーニュースオンラインは、ドラフト会議原辰徳菅野智之巨人プロ野球エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧