本好きのリビドー (2/3ページ)
思い起こせば、平成の時代はさまざまな流行語があった。昨年の大賞「そだねー」から年をさかのぼってみても、「インスタ映え」「忖度」「ダメよ〜ダメダメ」「ワイルドだろぉ」「チョー気持ちいい」「イナバウアー」などなど。一見するとお笑いの一発ネタやスポーツ関連が多く、すでに死語となってしまったものも少なくない。そんな平成時代の流行語を一挙に思い返すことができる1冊が『平成の新語・流行語辞典』(東京堂出版/5800円+税)だ。
辞書タイプの大型本。流行語大賞の言葉をはじめ約1400語を取り上げ、時代背景や造語者、初出の状況などを踏まえて解説。決して堅苦しくはなく、むしろ気楽に読める。
今では職場などで普通に使われる「セクシャルハラスメント」は平成元年に登場した。その後のモラハラ、パワハラ、マタハラまで、「ハラスメント」流行の契機となった画期的な一語だ。
一方、「KY」「壁ドン」「肉食女子」「3K」などは一世風靡はしたものの、今ではあまり使われない。「オレオレ詐欺」も流行ったが、「特殊詐欺」「振り込め詐欺」など別の呼称になっているものもある。
言葉はまさに、時代を表すことが実感できる。
(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
【話題の1冊】著者インタビュー 青山テルマ
人生ブルドーザー 宝島社 1,400円(本体価格)
★コンプレックスは笑顔へのチケットです
――本書は、青山さんにとって初のエッセイ本となりました。書こうとしたきっかけはなんですか?
青山 宝島社さんから声を掛けていただいたのがきっかけです。エッセイという形にしたのは、スタイルブックやファッションブックのように時代を感じる本よりも、私にしか書けないこれまでの生い立ちや経験、日々心掛けていることなどを赤裸々に書いたほうが、私らしさを感じてもらえると思ったからです。
実際に書いている時に一番感じたのは“本当に私は周りに支えられて生きてきたんだなぁ”ということでした。私の人生は壊しては立て直すの繰り返し。まさに“人生ブルドーザー”です。