5分で学ぼう「忠臣蔵」全11段をあらすじで分かりやすく解説【その3】 (2/2ページ)
その時、勘平がイノシシを撃つつもりで放った鉄砲玉が、なんとその定九郎に命中。
勘平は人を撃ってしまったと慌てますが、定九郎の懐から転げ出た50両を思いがけずゲットして、これを差し出せば仇討ちに加えてもらえると喜んで帰るのでした。
六段目一方、勘平の妻となったお軽は、夫を仇討ちに加えてもらうにはお金が必要なことが分かっていたので、なんと夫のために京都の一文字屋に身売りをして遊女となり、100両という金を拵えました。猟から帰ってきた勘平は、その事実に驚愕します。たった今偶然ゲットした50両は、お軽を売って父親が一文字屋から受け取った50両だったのです。
お軽の家族は帰ってこない父親の血濡れた財布を勘平が持っているのを見て、勘平が父親を殺したと勘違い。疑われた勘平は身の潔白を証明するために切腹して果てるのでした。
その後、父親の遺体の傷から、勘平が殺したのではないと判明するもすでに遅し。勘平の名は仇討ちの連判状に加えられ、勘平は死んでようやく義士の1人になる事ができたという悲しい一幕です。
七段目五、六段目と早野勘平の話が続きましたが、ようやく大星由良助が主軸の本筋に戻ります。
舞台は京都祇園一力茶屋。大星由良助は仇討ちをカモフラージュするために毎日茶屋で遊び狂っていました。この日も散々遊んで人払いした後、由良助は懐から仇討ちに関する密書を取り出して読み始めます。
その密書を、遊女となったお軽が2階から覗き見。覗き見が由良助にばれたところにお軽の兄・平右衛門が現れます。兄の口から夫の勘平と父の死を知らされ絶望し、自害しようとするお軽。
兄妹の悲しみを目の当たりにして、大星由良助は仇討ちを決行する旨を打ち明け、平右衛門をその仲間に加え、お軽には生きて夫と父を弔いなさいと諭したのでした。
【その4に続く】
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