「自然派&スピ信仰の人」撃退法 (6/6ページ)
そんな彼女も今では幸せな結婚をして二児の母となり、「あの石や鈴や札はどうしたの?」と聞くと「あーどこいったんだろ? 引っ越しの時に捨てたかも」と話していた。
友達が怪しげな沼にハマるとショックだし、距離を置くこともあるだろう。でも本人の状況が変わって正気に戻り、友情が復活することもある。
かくいう私も恋愛地獄沼にいた頃は、占い行脚にハマっていた。「どうすりゃ伴侶に出会えるの? 誰か正解をくれよ!」と切羽詰まっていたのだ。
だけど夫と出会った時は、占いに行こうという発想すら浮かばなかった。「この人でいいんでしょうか?」と赤の他人に聞かなくても、自分の決断を信じられたから。
■依存は悪くない。依存先をちゃんと選ぶのが大事
スピや占いにハマるのは、心に不安がある時だ。そんな時は、その不安を真正面から見つめたほうがいい。そして占い師や謎の石や子宮の声を聞くんじゃなく、信頼できる友人に相談しよう。
人はみんな何かに依存して生きている。「真の自立とは、依存先を複数持つこと」ともいわれる。
タコ足配線でちょっとずつ誰かや何かに頼ることで、心のバランスを保っている、それが一番自然で健康的な状態なんじゃないか。
そして心のバランスが崩れることは誰だってある。そんな時には「心の杖」が必要で「依存先をちゃんと選ぶこと」が大切なのだろう。
私の母は酒に溺れて拒食症をこじらせて亡くなった。私自身も若い頃は酒やセックスに依存していた。そんな依存しがちな己を知っているから、薬物報道を見ると「他人事じゃねえな」と思う。
なのでまた心のバランスを崩しそうになったら、太陽に向かってまんぐり返しをキメたいと思う。
(文:アルテイシア、イラスト:若林夏)
※次回の#女子を困らせる人は「恋愛に口出しする人」。1/22(水)公開予定です!