「カリスマ性」の正体とは (4/4ページ)
前出のマーサ・スチュワートは離婚を経験し、主婦とはいえなくなってしまいます。さらに娘に「料理は全然せず、冷蔵庫の中はいつも空っぽ」「子どもが嫌いで、ハロウィンの時は居留守を使っていた」など暴露本を出されてしまいまいました。
数人の家族のために料理を作ることと、ビジネスとしてより多くの人に受け入れられるものを作る能力は全く別物ですので、私はこの事実に驚きませんが、イメージという点でいえば、あまりよろしくはないでしょう。
その他にもマーサはインサイダー取引の疑いで逮捕されるなど、人生は波乱続き。センスある幸福な主婦がカリスマ化したというイメージからは大きくかけ離れ、セールスも低下してしまいました。
「カリスマ性がある」ことだけが成功ではない
みなさんは『セブンルール』(関西テレビ系)という番組をご存じでしょうか。様々な分野で働く女性に密着して、彼女たちのセブンルールを掘り下げていく番組ですが、この番組に出る女性は、必ずしもカリスマ(経済的効果が大きい)とは限りません。
1日1000個売れるおにぎりを作る女性や、県庁職員から漁師になった女性、フィギュアスケートの羽生結弦選手の衣装を作るデザイナーなど、通常あまりスポットの当たらない職種の女性に密着しています。紆余曲折を経て、現在の地位を築いた彼女たちは、しっかりと自分の仕事を全うしています。
カリスマを目指すもよし、『セブンルール』のように地道に行くもよし。自分が向く方向の働き方を選択してほしいと思います。
(仁科友里)
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