インフル感染の貴源治に巡業参加させた相撲協会の「呆れた常識」

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 暴力事件や派閥対立、八百長疑惑など、問題続出の大相撲に新たな騒動が勃発してしまった。12月11日に佐賀県佐賀市で行われていた冬巡業で、千賀ノ浦部屋の十両・貴源治がインフルエンザに感染しているにもかかわらず、取組へ出るように言い渡されていたというのだ。

「11日の午前中に貴源治は不調を訴えて、佐賀市内の病院でインフルエンザA型と診断されたそうです。インフルエンザと診断されたら、最低でも5日間、熱が下がってもその後2日間は仕事や学校を休むというのはいまや常識。当然、貴源治も人前へ出ずに静養すべきでした。ところが、巡業部に報告したところ、それでも巡業に参加するように指示されたのだとか。一般社会なら考えられない対応ですね」(スポーツライター)

 巡業に同行していた審判部の片男波親方(元関脇・玉春日)は貴源治の症状を知っていたという。それでも、貴源治に参加を指示したことについては「私の意見ではない。私の個人的意見では何も決められない」とグダグダの釈明。

「インフルエンザ感染力士を休ませることすら、トップがOKを出さないとできないのかと恐ろしくなりますね。巡業には地元のお年寄りや親子連れもたくさんやって来ます。力士同士で力水の回し飲みもしますし、汗も飛び散れば、握手やサインなど人同士が触れ合う可能性が高い。そこに感染が判明した力士がいれば、どういう結果を招くかわかりそうなもの。もしお年寄りや子どもに何かがあったら、どう責任を取るつもりだったのでしょうか」(同前)

 この冬巡業、じつはインフルエンザのまん延で休んでいる力士が多かったという。それもあっての強行出場という側面があるのかもしれないが、そんな理由が通用するわけがない。日本相撲協会は今後、力士らにインフルエンザ感染が判明した場合は、速やかに隔離し休養させることを確認したというが、ネット上は《いまさら!?》というツッコミのオンパレードだ。

(飯野さつき)

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