「クリスマスの定番」は実はPR戦略だった! クリスマスの真実をマーケティングでひもとく #もやもや解決ゼミ (2/4ページ)

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例えば、「土用丑の日にうなぎを食べる」といった風習は江戸時代に始まった(平賀源内の発案によるという説あり)ようですが、これもまた記念日マーケティングの一種と解釈できます。

夏は暑いですからうなぎの需要は減りますが、これを逆手にとって需要を喚起するために夏は体力を消耗するので栄養を付けましょう、とやったわけです。

クリスマスでいえば、サンタクロースが白く長いひげをたくわえ、紅白の衣装を着ているというイメージは、アメリカ合衆国でコカ・コーラ社が1931年(昭和6年)のクリスマスキャンペーン用に制作したポスターが元になって広まりました。

⇒参照:『日本コカ・コーラ株式会社』「コカ・コーラ社とクリスマス」
https://www.cocacola.co.jp/history_/history_christmas

こちらもコカ・コーラ社の巧みな記念日マーケティングの結果といえるでしょう。

ほかにもある! マーケティングの成功で定着したクリスマスの定番

マーケティングの成功で定着したクリスマスの定番

日本でクリスマスにケーキを食べるというのは、1922年に不二家が行ったキャンペーンが元になっており、昭和50年代に定着したといわれています。

また、クリスマスにはケンタッキーフライドチキンが大繁盛しますが、これも1974年に行われた同社の「クリスマスチキン」キャンペーンが元になっています。日本では七面鳥を食べる習慣がほとんどありませんから、これをチキンに代替しようという巧みなマーケティングだったといえます。

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