正体は忍者だと!?人気スポット・新大久保にかつて住んでいた百人の鉄砲隊とは? (2/2ページ)

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彼らは百人同心、鉄砲隊として現在の新宿御苑前周辺に巨大な組屋敷を与えられ、江戸城警護のため日々鍛錬を積んでいました。

甲賀組

伊賀組と並んで、忍者の里として非常に有名なのが甲賀の国。その甲賀忍者の末裔の中から選ばれた与力10人、同心100人が甲賀組です。彼らは千駄ヶ谷に組屋敷を与えられ、現代は東京青山のおしゃれな街並みに変身した権田原周辺に鉄砲の訓練場を有していたのだとか。

とはいえ同心の生活の実態は、内職をしないと成り立たないほど窮乏しており、そのため甲賀組の同心には内職の傘張りの熟練者が多かったのだそうな。

二十五騎組

彼らは普段、現在の新宿百人町、ちょうど新大久保駅の周辺にあった組屋敷に暮らしており、順番が回ってきたら百人番所に詰めて、警護の仕事を行っていました。

新大久保駅  Wikipediaより

新大久保駅周辺の古地図には、「百人組同心大縄地」の文字を確かめる事ができます。百人町という地名も、この百人組から由来しています。

また、大久保周辺はつつじの名所ですが、実はこの百人組も内職としてつつじの栽培を行っていて、そうした評判が広まって、やがて名所となっていったようです。

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