蝶野正洋の黒の履歴書 ★違法薬物より重罪の“脱税”問題 (1/2ページ)

週刊実話

蝶野正洋の黒の履歴書 ★違法薬物より重罪の“脱税”問題

 ある芸人さんが脱税問題を起こして謹慎したね。個人の別会社を作って納税してなかったということだけど、あれは先輩芸人や同期の芸能人がやっていることを、真似してやってたんだろうな。彼がボンッとやられたから、今ごろみんな焦って払いに行ってると思うよ。

 昔のプロレス界も似たようなことがあって、いい会計士の人がいるって聞くと、そこにみんな通って節税してもらってた。

「総年収の40%ぐらいまでなら経費で認められる」って話なんだけど、年収が8000万円くらいになってくると、40%で3200万。月250万円だから、そんな額は経費でまず使わないよ。プロレスラーの経費なんて、コスチュームとトレーニング代ぐらいだから、毎月、サイパン合宿でも行かないとなかなか経費が積み上がらないんだよ。

 でも、税金を払いたくない人は、どうにか経費にしてくれと会計士に頼む。会計士だって、顧客に言われたらやらざるをえない。それで申告が通ったりすると、「先輩どこでやったんですか?」「俺もお願いしますよ」って広まっていく。

 でも、その会計士が目を付けられると、芋づる式でやられちゃう。

 俺なんかは、払うモノは払った方がいいっていう考え方だから、経費がないんだったら、そのままの税率で収めてもらってた。

 そもそも税金の小細工なんてのは、税務署側にはほとんどバレてるんだよ。芸人さんの件も、税務署は不正が分かってて泳がすというか、ずっと様子を窺ってたんだろうね。で、5年くらい貯まれば2000万くらいの不正会計ってのが見えてくるから、そろそろ行ったらまとまって取れる、と。

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 ウチの会社は、設立して3年目くらいに任意で税務調査を入れたんだけど、税務署員に「年度末の売上が、翌年度にまたいでますね。実際には前年度のことなんで、追加で税金を納めないといけません」ってすぐに申告漏れを指摘された。その分を計算したらピッタリ50万円。署員1人が1日動いたら50万円分くらいの経費が掛かるみたいだから、最初から向こうは取る数字が決まってるみたいだったよ。

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