退職希望者を5時間説教…ブラック職場を辞めるには? (2/2ページ)
退職をさせないように強硬な態度をとる会社は厄介だが、注意したいのは退職の意志は受け取るものの、のらりくらりと引き延ばして実際には退職させないようにする企業もある点だ。本書の例をピックアップしよう。
看護師のBさんは愚痴や悪口が蔓延する職場の雰囲気が合わず、看護部長に退職の意志を伝えた。看護部長は「あなたの気持ちはわかったから、いったん病棟を異動して、それでも辞めたいという気持ちが強いなら考えましょう」とは言ったものの、一向に話を前に進める気配はなし。以降はBさんが何を言っても「異動して環境が変われば、また楽しく働ける」とはぐらかすばかりだという。
何度も辞めたいと言っているのに「環境を変えれば…」とあくまで組織に残る前提で話を進めるこの手法も、なんとなくうやむやになったまま時間ばかりが過ぎてしまう危険がある。
実はここで取り上げた
・退職希望者を会社が叱責する
・退職希望者を脅したり、嫌がらせをする
・退職をいつまでも引き延ばさせる
というのは、いずれも退職代行サービスの現場で実際にあった例。どの職場もかなりブラックだが、こういう会社で働いているという自覚がある人は、退職を自ら告げるよりも手続きがスムーズにいく方法があると知っておくべきかもしれない。
本書では、退職代行サービスがどのようなものか、どんなことができて、逆にできないことはどんなことか。どんな人が利用しているのかなど、このサービスについて詳細に解説されている。
年末年始休暇で気持ちが揺れて「転職したい。今の職場を辞めたい。でも言い出すのは怖い」と考えた人は、一読してみると今後自分がどう動くべきかがわかるはずだ。
(新刊JP編集部)