スバル水平対向エンジンのメリットデメリット、新型水平対向エンジンは? (2/3ページ)

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こういったデメリットを嫌い、スバルやポルシェ以外のメーカーでは水平対向エンジンが採用されることは無くなっていきました。 しかし、根強いファンがいるのも事実、です。 また、他の自動車メーカーからは遅れましたが、2018年にスバルが水平対向エンジン+モーターというハイブリッドモデルを発売、燃費については改善に向かっています。

■スバルの新型水平対向エンジンは?

ほとんどの自動車メーカーでは、一度作ったエンジンは10年以上使い続けます。 一部改良なども行われますが、1種類のエンジンを、多くの車種で流用し長く使われることがほとんどです。 エンジンの開発には、一説では数百億円というものすごいコストがかかります。 多くの車で長く使うことでかかったコストの採算を取る、というビジネスモデルとなっています。 2019年現在、スバルレヴォーグなどで使われている水平対向エンジンはEJ20と呼ばれているタイプで、初登場は1989年、実に30年使われています。 環境対応や、昨今の燃費重視といった世相に合わせるためにマイナーチェンジは繰り返し行われていますが、30年というのはかなりのロングセラー、名機だったことも伺わせます。

2000年代も半ばになると、EJ20型エンジンは基本設計の古さが目立つようになり、2018年頃には、レヴォーグの次のフルモデルチェンジと合わせて新型水平対向エンジンが発表されるのでは、と噂になっていました。 しかし一部では、環境規制に合わせることができないためスバルは水平対向エンジンから撤退する、という噂もあり、スバルの水平対向エンジンの去就に注目が集まっていました。 そして2019年10月、第46回東京モーターショーで、新型水平対向エンジンを搭載しフルモデルチェンジされたレヴォーグが発表され、スバルファンや水平対向エンジンマニアは安堵したのでした。

■新型水平対向エンジンを搭載するレヴォーグ

2019年12月現在、新型水平対向エンジンを搭載する車種としてはレヴォーグのみが発表されています。

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