千葉の鬼小町!坂本竜馬がお龍と出会う前の婚約者「千葉佐那」が開業した灸治院跡を訪ねて (1/3ページ)
坂本竜馬の「婚約者」?
坂本竜馬の妻としてよく知られている女性は、お龍(楢崎龍=ならさきりょう)です。
しかしお龍と出会う前、竜馬には別に婚約していた女性がいました。
その女性の名は、千葉佐那(左奈、さな子などの表記もあり)。竜馬が師事した北辰一刀流桶町千葉道場の創設者・千葉定吉の次女として1838(天保9)年に誕生し、彼女自身も10代で北辰一刀流小太刀の免許皆伝となり、長刀(なぎなた)の師範でもあった女性でした。
19歳のときには伊達家の姫君の剣術の師範も務めたというから、その実力のほどが伺えます。
そして剣術が強いだけでなく、容姿の美しさも評判でした。周りからは「千葉の鬼小町」「小千葉小町」などと呼ばれていたそうです。まさに「才色兼備」の彼女、坂本竜馬が登場する幕末時代劇に登場することも多いため、名前をご存じの方は多いのではないでしょうか?
佐那が剣術修行中の坂本竜馬と出会ったのは、16歳の頃でした。婚約したのは1858(安政5)年頃だったと、後に佐那自身が回想しています。
竜馬が去った後、千葉佐那はどうなったの?しかし竜馬と佐那は、そのまま結婚して幸せに…とはいきませんでした。
竜馬は1858(安政5)年に剣術修行を終えて故郷である土佐藩へ戻りましたが、時代が幕末の動乱期に突入していたこともあり、そのまま佐那とは疎遠になってしまったのです。