池脇千鶴“完脱ぎ”映画『ジョゼと虎と魚たち』~まぶし過ぎた22歳の裸体! (2/2ページ)
そこが何とも潔く、まぶしいくらいだった。まだ〝おぼこさ〟も残る未成熟と言っていい膨らみが、逆に官能的であった。そして、不自由な体にもかかわらず、彼女が一生懸命、典型的な日本のごはんとおかずを作って恒夫に提供するシーンもすごくイイ。食欲と性欲、大事です。
公開時、映画専門誌の池脇・妻夫木対談で彼女は「ベッド・シーンを避けたらこの物語は成立しません」ときっぱり言っている。さらに、妻夫木に「他の女性とのはとても緊張したけど、チーちゃん(池脇の愛称)は別、ってどういう意味?」とツッ込んでいたが、互いにこの相手で良かった、と言い合っていたのが微笑ましかった。
すっかり成熟した池脇だが、あの〝ジョセ〟もまた懐かしい。
(映画評論家・秋本鉄次)
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