荒れる成人式、その原因は地方の若者の承認欲求? #もやもや解決ゼミ (2/3ページ)
これは、実は心理的にはとてもストレスになるのです。
そうなると、中には自分のことを派手な衣装や染めた髪、あるいは持っているクルマなどでアピールしちゃおう、と思う人も出てきます。
するとすぐに成人式の場がちょっとしたアピール合戦になってしまい、「もっと派手に見せたい」「もっと大きな声で目立たなきゃ」とエスカレートしていくわけですね。

そして、ハッと気付いたときには、「荒れる成人式」と呼ばれるような、ちょっと恥ずかしい事態にまでなってしまいます。
つまり、彼らは決して暴れたい、式を壊したいと思っているわけではありません。「オレってこんなに頑張ってるんだよ! オレのことを知ってくれよ」と自分を一生懸命アピールしているのです。
つまり、彼らなりに「承認欲求」※を満たそうとしているわけです。
今年成人式を迎える人は、会場に着いて大学に行っていない中学時代の同級生に会ったら、こんなふうにちょっと声をかけてあげてください。
「仕事してるんだって? 頑張ってるじゃん!」
「美容学校行ってるの? カッコいいな」
自分のことをちゃんと認めてもらえたと思えたら、その人はきっと荒れたりしないはず。私はそう考えています。
※承認欲求とは:他者から自分のことを認めてほしい、自分でも自分を価値のある存在として認めたいという欲求のことです。

香山先生によれば、成人式で暴れてしまう人も決して式を台無しにしようと思って行っているわけではない、とのこと。