カルロス・ゴーン「爆弾手記」と「現地包囲網」(2)レバノンのネットワークが暗躍 (2/2ページ)
「逃亡劇には多くのキリスト教マロン派が関わっています。プライベートジェット機でゴーンと同行したとされる元米陸軍特殊部隊のテイラーは、過去にレバノンのマロン派組織に訓練を施したこともある人物で、もう1人の同行者のザイエクはレバノン人で、マロン派の信者。レバノンはモザイク国家と言われ、いろんな宗教が入っていますが、その中でもマロン派の絆はかなり深い。お金や友人関係よりも共通の価値観の部分でつながっているので、ゴーンのケースのように、手助けすれば法律に反するとわかっていても力を貸すのです」
レバノンのゴーン被告の自宅に出入りするキャロル夫人の車両も情報機関の所有であることから、きわめて近い関係にあることは明白と言えるだろう。