日大ラグビーはほんの一例? スノボ、相撲、プロ野球…4人が解雇されたケースも、スポーツ界に激震が走った大麻問題 (1/2ページ)

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 20日に複数メディアによって報じられた、日本大学ラグビー部員の大麻取締法違反の疑いによる逮捕。現役部員が大麻に手を染めていたというまさかの事態を受け、ネット上にも批判や失望のコメントが数多く寄せられている。

 過去のスポーツ界を振り返ってみると、今回の一件と同じように現役で競技に打ち込んでいた人物の大麻使用が発覚した事例が存在する。

 最も記憶に新しい事例と言えるのが、2019年11月6日のスノーボード元日本代表・国母和宏容疑者の逮捕。関東信越厚生局麻薬取締部は同日、国母容疑者が2018年12月に大麻をワックス状にした製品約57グラム(約100回分の使用量)を米国から日本に密輸入したとして大麻取締法違反と関税法違反の疑いで逮捕し、各メディアもこれを大きく伝えた。

 その後昨年11月27日に起訴され容疑者から被告となった国母被告は、年が明けた今月8日に東京地裁で行われた初公判に出廷。起訴事実を認めたことに加え、「大麻は北米で14歳ごろから使用していた」、「大麻に関することが全て違法とは思っていない」などと語ったことや、検察側が懲役3年を求刑しており今月28日に判決が言い渡される予定であることが広く報じられている。

 なお、複数メディアの報道によると、大麻犯罪は初犯・自己使用の場合は執行猶予付きの判決となることが通例とされているが、国母被告のケースは密輸入した大麻が一般的な乾燥大麻より危険性が高い濃縮大麻であること、輸入量が自己使用目的のものとは考えづらい量であることなどから、執行猶予なしの実刑判決が下る可能性も指摘されている。

 2008~2009年にかけ、4人が大麻に手を染めていたことが相次いで発覚し大きな波紋を広げたのが相撲。2008年8月10日、平幕・若ノ鵬が大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことが発覚し、日本相撲協会は同月21日の臨時理事会で若ノ鵬を解雇処分とすることを決定。

 翌月9月2日には平幕・露鵬と十両・白露山が関取を対象とした尿検査で陽性反応を示し、協会は同月8日の臨時理事会で両名を解雇。同時に、当時協会の理事長を務めていた北の湖理事長が引責辞任した。

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